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2018年1月17日水曜日

バス乗り方にもある関西風

そばの出汁の味や色、エスカレーターの立ち位置、白米と汁物の並べ方などなど。
関東と関西、東京と大阪で違うこと、真逆なことって結構あります。
なぜ違うのかを文化や歴史の違いなどから大真面目に分析し、
どっちが正しいか、賢いか、はたまた品があるかを面白おかしく競うのはよくあること。
で、昨日の新聞(朝日・夕刊)を見ていたら、
そんな違いが路線バスの乗り方にもあることがわかりました。

観光客が増えて混雑が激しくなった京都の市バスが、
その解消策として関西圏でよく採用されている、
今の「後乗り」から「前乗り」に変えると決めたそうです。
「前乗り」とは、バスの前から乗り、料金を先払いする乗り方のこと。
東京や川崎、横浜など首都圏でこちらが主流であり、
なぜ関東と関西で違いが生まれたのかは不明としながら、
「関西人はお金にうるさいから最後まで財布からお金をだしたくないのかも」
なんて珍説も紹介されていました。

でも、私はちゃんとした理由があると思っています。珍説も当たらずとも遠からず。
関西で「後乗り・後払い」が多いのは、
その方が「バスに早く乗れるし、それだけ長く乗っていられるから」ではないでしょうか。

待ちくたびれたバスがやっと来たら、とにかくすぐ乗りたいし、早く座りたいのが人情。
すぐにでも冬は温まりたいし、夏は涼みたいから、料金を払うために乗車口で待たされる
なんてせっかちな関西人の性に合わないのだと思います。
「最初に時間がかかってもバスの運行がスムーズならそっちの方が得」なんて
いかにも合理的なメリットを語るのは関東人の考え方。
「何言うてんねん。同じ料金なら長く乗ったらそれだけお得」というのが関西の常識。
なんて考えるのは僕だけかな? 我ながらセコイ話ですけどね・・・。


N/T

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